2005/3/10

 先ほどの実験で原型に施す処理が決まったので早速実行。
前回フルフェイスマスクを鼻のラインで左右に2分割した所、 成型品の脱型に苦労したので今回は、正面1枚、側面2枚に 分割して型取りをしようと思います。
 分割ラインは下の写真の赤い線です。下は顎の先端で分割します。
 最初に正面の型を取ってしまいたいので型を分割するために、 写真のように保育粘土で土手を作ります。
 右端の写真のように、FRP積層後、土手に沿って貼られた ガラスクロスがメス型のフランジ状のはみ出しになり そこをバターナイフか何かでこじって成型品を脱型します。
 土手を横から見た所です。土手がFRPを積層する面に対して できる限り垂直になるようにした方が脱型時に楽だと思うのでそうします。
 保育粘土の土手を曲げ、メス型を合わせる時に噛み合うようなでっぱり(キー)を 何ヶ所か作ります。
 ひたすらPVAを筆で塗りたくって行きます。 塗りムラがかなり出ていますが、原型の精度があまり高くないので 気にしない事にします。
 原型が融けてしまうのでドライヤーでの強制乾燥が出来ないのですが、 3時間ほど放置したところで触れる状態になりました。 PVAそのものが水溶液の筈ですから、よく乾かさないとFRPが硬化不良を起こすと思われるので 注意が必要です。
 PVA層の薄くみえる所にどの程度の皮膜が出来ているのかがちょっと気になるので、 頭丁部の土手の辺りがPVA層が薄く、多少剥がしても影響はなさそうなので 試しに剥がしてみます。
 近すぎる為ピントが合わなくて写真だとよくわからないですが、 結構厚い皮膜が出来ているようです。
 天気の良い日を見計らって、この上にFRP積層を していきます。

補遺:作業量が増えてきて更新が間に合っていません。
・追記(2005/6/1)
 3月19日のFRP成型したマスクを脱型した時の記録の最後の方で ちょっと触れているんですが、この 分割方法だと、メス型離型時に引っ張り強度の殆ど無い 油土原型がバラバラになってしまったり、 FRP成型したマスクを脱型する時にはマスクや型を壊しかねない 無理な力が必要になったりしてしまうので、
こんな風にモールドが集中していたり、面の構成が複雑な顔面を鼻のラインで2分割し、 上は毛の生え際、下は顔面と側面の境目(輪郭線)辺りで分割してPVAを塗布せずに型を取ると原型を殆ど破損させずに型を取る事が出来、 FRP成型したマスクを脱型する時もほとんど力を掛けずに自然に脱型できました。
 ただ、分割数が増えすぎて型を組むのが多少難しかったです。
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